1日水を2リットル飲むのは嘘

ちょっと前に「1日水を2リットル飲むのがいい」というのを見たことがあります。確かに水分を摂取することは悪いことではありません。ただ2リットルという目安は一般的ではありません。また冷たい水を摂取することで胃腸の働きを著しく落とすことがあり下痢することもあります。「水毒」という言葉もあるように水を摂取しすぎることでの体への弊害も否めません。

「1日に水を2リットル飲むのは嘘」という記事

もともと水を2リットル飲むというのに疑問を持っていたところに、こういう記事を見つけました。

「水を1日2リットルと体に良いは大嘘」https://news.yahoo.co.jp/articles/ea6cf8d2f02b0b1de3da933de5c4e91d2b79eca6

全てが嘘という事ではない

いろいろネットを見て回ると様々な意見があり今でも1日に水を2リットル飲むことについて賛否両論あります。アトピー性皮膚炎や吹き出物などで悩んでおられる方は水分の摂取がとても大事です。腸内環境を考えると水分の過剰摂取は腸の働きを落とし下痢をしたりホルモンの分泌を妨げたりする恐れがあるようです。ですので一概に嘘とは言いきれません。ただやみくもに水分摂取がいいことだ、と思い飲むのではなく何を目的として水分を摂取するか考える必要があります。

腸の働きはとても重要

腸内環境という観点から見てみるとやみくもに水分摂取することで腸の働きを落とすだけでなく小腸内の基底顆粒細胞が飽食状態となり、脳内ホルモンの分泌が滞って生きる意欲を喪失するなど「心の病」も発症してしまう恐れがあると腸内免疫の医師が警鐘を鳴らしています。東洋医学からみても「心」と「小腸」は表裏の関係を成しており深い関わりがあります。なので腸内環境のことを考えるなら水分は喉の渇きを感じたら摂取する程度で大丈夫です。それとともにとにかく体を冷やさないことが大切です。特に今の季節の変わり目は気温の変動が大きく体を冷やしやすいので注意が必要です。

まとめ

水を飲む

水2リットル飲むのは嘘かどうかというと「何を目的にするかで違ってくる」というのが結論です。むくみの解消やダイエット、肌の改善などの目的であれば積極的に水を摂取することは大事でしょう。体質の改善などを目的にするなら腸内の環境を良くする意味で喉の渇きを感じたら摂取する程度でゆっくり飲むのが良いでしょう。共通して言えるのは「体を冷やさないこと」。冷たい水を飲み続けると間違いなく胃腸の働きは悪くなります。温めなくてもせめて常温で飲むようにしましょう。

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴15年のまだまだ駆け出しですがスポーツ障害から体質改善、美容鍼まで患者様のニーズに合わせて治療させていただきます。

関連記事