去年からコロナ感染の影響により緊急事態宣言や活動自粛など様々な分野で制限がかけられ心労を重ねている方は多数おられると思います。その中で学生(小中高)の中で体調を崩す方が増えています。ほとんどはコロナの影響が考えられます。またそのことについてもニュースなどでも出ていましたのでそれも参照にし、当院での症例も取り上げながら考えていこうと思います。
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コロナ渦で体調不良になる原因 太陽を浴びていない
特に学生の方は、まず朝登校するという日課があります。何気なく過ごしていると特に感じませんがそこがまず重要なポイントなんです。登校する時間はだいたい7時半~8時半くらいです。その時間はお天気が良ければ朝日が昇って清々しい時間帯。朝に太陽を浴びるというのが実はとても重要なんです。朝日を浴びることで「体内時計」を正常に保つ、という効果があります。体内時計とは言い換えれば「自律神経の働き」ということです。日中は活動的になり夜間は眠くなるというのが体内時計と言われます。これをコントロールしているのが自律神経です。多少リズムがズレても朝日を浴びることでリセットされるといわれています。緊急事態宣言が最初に出された頃は学校も一斉休校となり登校しなくなりそれにより朝日を浴びる機会も確実に激減しました。すぐに影響が出ませんが少しづつボディブローのように身体に影響を及ぼし、「身体がだるい」「頭痛がする」「何もしたくない」といった症状がでてきます。
解決策 太陽を浴びていない編
コロナ渦に限らず、学校不登校の方にも共通して言えますが何はともあれまずは「朝日を浴びる」ことです。ベランダでもいいです。多少遅くなってもいいです。とにかく午前中に「太陽を浴びる」ことが重要です。すぐには身体の不調は改善しませんが太陽に浴びることで自律神経の安定を促します。それにより身体のあちこちが機能し始めます。
コロナ渦で体調不良になる原因 コミュ不足
ただでさえ近頃はSNSの流行で会話が減っている中、緊急事態宣言による休校や外出自粛により友達と話すことが尚、減っているのが現状だと考えられます。SNSの流行で会話が減ったとはいえ学校に行けば顔を見合わせて話をしていたのがなくなるとやはりそれがストレスとなります。また話しやすい友達などに打ち明けていた悩み事も言えず内に秘めることで、それがストレスとなり蓄積されていくものです。
解決策 コミュ不足編
何より大切なのはご両親ではないでしょうか?家族間の会話自体が減っている中今だからこそコミュニケーションを積極的に図っていく必要があります。また社会問題にまで発展しており様々なサポートセンターも開設してあるようです。そういう機関に相談してみるのもいいでしょう。
参照元「子供のコロナうつ深刻」https://news.yahoo.co.jp/articles/d79fd59ce828a37a51ec7f2949d94b6f3574a1b0
当院での症例
去年から学生の方で頭痛や倦怠感、登校できない、朝起きられない、うつ傾向などの症状を訴える方が増えています。特に登校できない、朝起きられないという症状は本人は行きたくないからそう思うのではなく、気持ちは行きたいが行けないという心情のようです。どの方にも共通して言えるのが体に力が入った状態で抜けない、足の冷えがきついというのがあります。それに対し鍼灸治療でとにかくリラックスするよう施術を行い、施術後力が抜けた状態になると「とても身体が楽!」と言っていただけます。この状態は長続きしないのですがこういう治療を繰り返すことで少しづつ改善されていきます。
まとめ
打ち明けづらいことではありますがとにかく1歩踏み出し相談することが大事です。またそれに気づいていない場合もあり私たちが問診の中で気づくこともあります。現在の身体の状態を私たちでもいいですし誰でも構わないので打ち明けることで心は軽くなります。ご両親、友達、先生、カウンセラー、どの方でも構わないので打ち明けてみましょう。私たちもご相談いただければアドバイスや治療などできることがあり、お力になれると考えております。