季節は春へと。体はまだまだ春への準備段階

今週に入って一気に春めいてきました。空気もすっかり春の空気で、少しは冷たいですがそれが心地よいくらい気温は上昇しています。もうそろそろ桜のつぼみも開いてくるかもしれませんね。

ただ季節は完全に春と呼べるものの体はまだまだ春への準備段階なのです。

本来は寒い冬から三寒四温を経て徐々に暖かくなっていき春を迎えるものですが、今年のように寒い時期から急に暖かくなると体はその季節の流れについていけないもの。

もともと冬は体の毛穴をふさぎ、なるべく保温しようと働きます。徐々に暖かくなる過程で服装も変化していき素肌に少しづつ外気があたるようになります。そうすることで体は外気温の変化に気付き少しづつ毛穴をひらき放熱し体温調節をしようとするのです。

徐々に暖かくなる過程がなければどうなるか・・

厚手の服装で外気にさらされていないのに体温は上昇してくると体は異変を感じますが外気にもさらされていないのですぐに毛穴をひらくわけにはいかず閉じたまま。でも気温の上昇とともに体温も上昇してくる、でも毛穴はひらけない、という状態に陥ります。こういう状態だと熱が体内にこもり、顔周囲だけ熱くなって火照ったり、頭がふらついたり、頭痛になったりと様々な症状が表れます。

今の時期はこういう症状の方がとても多くおられます。

セルフケアでおすすめしているのは「冷風浴」です。

冷風浴とは夜に薄着になって外気の冷たい風を浴びることを言いますが、ここでは昼夜問わず、すこしの時間でいいので薄着でベランダなどに出てとにかく外気を皮膚で感じ刺激することが大事なのです。外気を体に浴びることで自律神経は一気に春モードになります。

もう1つは朝日を浴びること。急な季節な変化で自律神経は疲弊し体のリズムも狂いがちです。そうなると良い睡眠がとれない、夜寝られない、寝てもすぐ起きる、などの睡眠障害が表れます。朝日を浴びることは体の体内時計をリセットしてくれるます。朝日を浴びたその1日は気分的にすっきり、軽くなったように感じられます。

治療はというとやはり鍼灸施術が得意とする分野です。たいていの場合、脈診しますと春の脈とは程遠い硬く沈んだ冬の脈という場合がほとんどです。この陰陽の崩れを整えることがとても重要です。

今月末まで、体の骨格のバランス、陰陽のバランスを整え尚且つお顔の骨格調整、美容鍼まで行う「こころとからだを整えるコース」が¥4000(税込)で受けていただけます!必ず事前にご予約を取っていただきますようお願いいたします。ご予約は電話、メール、LINEでお願いいたします。

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴15年のまだまだ駆け出しですがスポーツ障害から体質改善、美容鍼まで患者様のニーズに合わせて治療させていただきます。

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