風邪症状に効く食べ物を考えてみました!

コロナ渦巻くこの昨今、風邪のような症状を感じたら「もしかして・・」と感じてしまいますね。とはいえこの時期は風邪をひきやすい季節です。風邪のような症状はCMでもあるように引き始めが肝心!そんな時に風邪に効く食べ物を考えてみました!

風邪薬はどうなの?

たいていは風邪かな?と感じたらまず風邪薬!と考えますよね。最近では症状に合わせ薬が数多く出ています。ただ市販の風邪薬の主な成分は発汗作用を持つもので作られていることが多く胃にやさしくないのが欠点です。漢方薬の「葛根湯」は同じく発汗作用のある漢方からできている上、胃への負担も少ないのですがしっかり風邪をひいてからでは効果があまりないように感じられます。どちらにしても発汗作用がある成分が含まれていることがわかります。

なぜ発汗作用のある成分が含まれるのか?

風邪のひきはじめの症状に寒気や悪寒があります。東洋医学的な考えでいくと、体に入った菌やウィルスに対して体は防御反応として熱でやっつけようとします。そこに体の中の陽気(熱)を取られてしまいぶるっと震えて何とか熱を起こそうとするのが悪寒と言われています(諸説あります)。その陽気(熱)を食べ物や薬などで補い、菌などに打ち勝ち余分な熱は発汗によって放熱することで体を正常な状態に戻すのです。ちなみに微熱程度であれば漢方薬の葛根湯がとても効果的ですし高熱になった場合は麻黄湯がよく効くといわれています。もちろん発汗作用のある成分からできています。とにかく風邪の熱は発汗させて治すということです。こういう漢方薬に加えて発汗作用のある食べ物を摂るとなお効果的ですし体にも優しいといえるでしょう。

風邪症状に効く食べ物とは?

熱を下げる作用のある大根

旬である大根は欠かせません。生である方が熱を下げ、のどの炎症を抑え、咳止めなどの効果があります。細かく刻んでサラダなどで食べるのが良さそうです。

発汗作用のあるねぎ

ねぎや生姜はともに発汗作用があり、酢と合わせるとさらに効果があります。ねぎと生姜を使ったお粥が良いでしょう。お粥に少しもち米を入れることで胃腸の働きも正常にしてくれます。悪寒がしたり鼻づまりや咳や痰が出るときなどに効果があるでしょう。

健胃、食欲増進に効果がある生姜

そのほか生姜は胃を健康に保ち、食欲の増進にも効果があります。特に皮のほうが効果がありできれば皮をむかず用いたほうが良いでしょう。

風邪をひかない基本は生活リズム

なんといっても風邪などの症状を引き起こさないためには普段から規則正しい生活リズムを心がけることです。とても簡単!「バランスのとれた食事を規則正しく」「十分な睡眠時間を取る」「適度な運動」この3点に尽きます!といってもこれがなかなか難しいもの・・・なるべくこの3点を念頭におき、これに近づけるように意識することが大事!心がけてみましょう!

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴15年のまだまだ駆け出しですがスポーツ障害から体質改善、美容鍼まで患者様のニーズに合わせて治療させていただきます。

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