これからの季節は肌のトラブルに要注意!

大寒を過ぎ寒さのピークがくる!と思いきや3月くらいの陽気になっているこの頃です。でもまた週末には冷え込むとの予想なので体温調節をしっかり行いましょう。この冬の季節は寒さや乾燥などにより肌のトラブルが多い時期です。気候による影響もありますが、ストレスなどの生活環境や食生活による影響も忘れてはいけません。まずはどんな症状が多発しているか考えてみました。

肌トラブルの症状とは?

この季節に多いのは乾燥肌です。お湯を使うことが多いでしょうし暖房をかけることで乾燥しやすい。それに加えて汗もかかないから喉も乾かないので摂取する水分量も減ります。これらは全て乾燥する原因といえます。またストレスなどの生活環境の影響により、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの皮膚炎を起こす引き金になることがあります。乾燥肌に関しては、保湿剤を塗る、こまめに水分を摂るなど対処の仕方はあります。生活環境の影響による皮膚炎に対しては原因によって自律神経が関わることがあり、なかなかセルフコントロールできません。

ストレスによる肌トラブル

ストレスなどによる肌トラブル

イライラすることにより体の中に熱がこもってしまったり、食生活の不摂生により胃に熱がこもったりすることがあります。このこもった熱がうまく放散できないために皮膚表面を乾燥させてしまい肌のトラブルにつながります。こういう場合は軽い運動などで発散させることで熱のこもりは軽減しますが、たいてい様々な要因が絡んでいるため漢方薬を飲んだり、鍼灸治療を行うとより効果的です。また温熱アレルギーやアトピー性皮膚炎などは自律神経の乱れが大きく関わっています。これらも東洋医学でのアプローチの方が体にやさしくより効果的ではないかと考えます。

東洋医学的なアプローチとは?

漢方薬は様々あり近年エビデンスも確立され見直されつつあります。こういうアレルギー的な肌トラブルに普通、抗ヒスタミン剤を服用することが一般的ではありますが眠気がくることがあり仕事前に飲むのは躊躇してしまいます。漢方薬ではそういうことが少なく体にはやさしいものです。実際服用してみようと思われる方は漢方医にご談ください。鍼灸治療では熱のこもりであれば放熱、冷えのぼせのような火照りの場合は「気」を下げるようにし、その後自律神経の安定を図ります。こういう症状に鍼灸は最も得意とする分野です。お気軽にご相談ください。

鍼灸治療

早めの対処が肝心!

今から自律神経の安定を図るようにすることで花粉シーズンを迎えてもきつく症状が出にくいといえます。毎年花粉シーズンになりお悩みの方は是非ご相談くださいね。

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴15年のまだまだ駆け出しですがスポーツ障害から体質改善、美容鍼まで患者様のニーズに合わせて治療させていただきます。

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