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食いしばりによる肩こり、頭痛の方急増中!
以前にもブログに書いたとは思いますが寒くなっていく季節の中で食いしばりによる症状が多くみられます。原因として考えられることはいくつかありますが意外と気が付いてないことが多いと感じます。原因、症状、治療法、セルフケアなど説明していこうと思います。
- 食いしばりの原因は?
- 様々な食いしばりによる症状
- 症状に対する治療は?
- 自宅でできるセルフケア
食いしばりの原因は?
原因として考えられるのは、簡単に言えば「ストレス」です。
職場などで様々なことでイライラすることはあると思いますがその時に知らず知らずに食いしばっていることが多々あります。また力を使う仕事の方は普段から重い物を運んだりする時に食いしばったり、仕事ではない時でも力が抜けず力んだ状態で無意識に食いしばったりすることがあります。また度重なる疲労やストレスによって呼吸が浅くなり体の力みが取れず自然に食いしばっていることもあります。
様々な食いしばりによる症状
一番多いのがやはり頭痛です。しかも食いしばりによる頭痛はロキソニンなどの鎮痛薬はあまり効果がありません。そのほかにも顎の痛みや耳鳴り、肩こり、首周りの倦怠感、めまいなども引き起こすことがあります。
症状に対する治療
当院での治療はたいてい鍼灸治療となります。手技のみで行うこともありますがやはり改善までに時間がかかり、結果的に患者様本人の負担を増やしてしまうことになることがあるため鍼灸治療をすすめています。鍼灸治療も深く刺すことはなく全体的に浅く刺し循環をよくすることを主として行います。また症状によっては体の全体的な気血の流れを良くするために経絡治療を取り入れ、自律神経の安定を図ることから治療することもあります。
自宅でできるセルフケア
一番簡単なのは腹式呼吸です。症状のある方のほとんどは浅い呼吸になっていることが多くしっかり呼吸できていません。寝る前などに行うのが効果的です。方法はまず鼻からゆっくり息を吸い込みお腹を膨らせます。今度は口からゆっくりそして長く息を吐きながらお腹もへこましていきます。これが基本的な形です。これを10回程度繰り返し行いましょう。しっかり呼吸ができれば自律神経も安定し良い睡眠もとれると思います。ヨガなどではまた呼吸法は違います。自分に合った呼吸法で構いませんのでとにかく続けることです。毎日続けることで少しづつ効果も出てくるはずです。
症状自体がかなり重度なものですとセルフケアだけではなかなか改善しないこともありますのでその場合は、なるべく早く当院にご相談ください。