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小南東洋治療院 奥村です。
以前から言われていたのですが
「月経前症候群」という名前はご存じですか？
まだまだ知らない方も多いかと思いますが
女性の生理前に肩こりや頭痛、めまい、憂鬱感、倦怠感、食欲増進など
挙げればキリがないのですが
そういった症状を総称して「月経前症候群」と呼びます。
こういった症状は
月経前のホルモン分泌量の乱高下に体が対応できなくなるから
起こるようです。
エストロゲン、プロゲステロンと呼ばれるホルモンの分泌の増減に
脳の視床下部が適応できなくなり
自律神経のバランスが乱れいろんな症状を引き起こすようです。
当院ではこのような症状にお悩みの方の治療にあたることも多々あります。
治療前に脈、お腹、舌などを観察して治療に入るのですが
写真の舌は「月経前症候群」と思われる患者様の舌です。
特徴的なのは色であり健康的なピンク色ではなく薄い色であることと
舌自体の厚みが薄いことが挙げられます。
この患者様は舌の奥は白っぽく黄味がかっているので
湿邪があるように思われ水分代謝も悪いのではと考えられます。
このような情報を元に鍼灸治療を組み立て治療にあたります。
月経前症候群に対しての薬はなく対症療法にとどまっているのが現状です。
それらの副作用に悩まされる方も多いと思います。
治療手段の1つとして鍼灸も有効だと考えます。
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