更年期症状を鍼灸治療で軽減!

女性の更年期とは、閉経の時期をはさんだ前後10年間のことを指します。この時期に卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。結果としてホルモンのバランスが崩れ、月経周期の乱れやエストロゲンの欠乏により心身にさまざまな不調が表れることになります。

更年期症状とは?


更年期の症状は、いわゆるホットフラッシュといわれるほてりやのぼせなどの症状を含む自律神経(血管運動神経)系の症状が一般的ですが、月経異常や肩こり、腰痛などの運動器系の症状、不安感、イライラ感、うつなどの精神神経症状など多岐にわたります。とくに、更年期の不眠症(PMI)は、女性の生活の質を著しく損ないます。

更年期症状に対する治療は?

ホルモン補充療法というのが一般的なようです。しかし、他の基礎疾患を抱え薬物療法に消極的な患者さんも多く、安全で効果的な治療法が確立されていないのが現状です。

更年期症状に対する鍼灸治療

古来より「黄帝内経」などで更年期の症状に対する治療方法は示されてきましたが効果はあるもののエビデンスがなく、なかなか認知されていませんでした。しかし2020年12月、上海中医医院の中医により更年期症状(不眠症)に対する鍼灸治療の論文が発表されました。論文の内容は専門的用語など多くわかりづらいので割愛しますが、結果的には有意な結果が得られました。また鍼治療が、睡眠時間の延長、睡眠の質の改善、睡眠障害の減少、習慣的な睡眠効率の向上に影響を与えることが示唆されました。それだけでなく鍼治療が短期的な症状緩和だけでなく、治療後3カ月まで続く長期的な改善をもたらすことがわかりました。それに加え、被検者全員に重篤な有害事象が全くなかったとの事で副作用などなく安心して施術を受けられることが実証されました。

鍼灸治療

当院での施術

当院でも以前から更年期の症状のある方には鍼灸施術をおすすめしていましたがしっかりエビデンスが実証されつつある今は自信をもっておすすめしたいと考えています。ただ鍼灸施術を受けるだけで軽減する、というわけではありません。ご自身でもできること(食事、睡眠、運動)をしっかり行ってもらうことが大切です。ともに「症状の改善」という目標にむかって頑張りましょう!

引用先ホームページ「鍼灸どっとネット」 https://shinkyu-net.jp/archives/2373


奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴20年を前に未熟さを痛感しブラッシュアップ中です。体の整体治療、食いしばり改善治療、その他顔鍼など様々な症状の施術に日々、奔走しております。

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