側弯症と思われた症状が・・・

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小南東洋治療院 奥村です。



今回は症例をご紹介したいと思います。



側弯症と診断された女性が来院されました。


症状は背中が痛くて寝られないという症状でした。


整形外科にてレントゲンでは骨に異常はないものの


少し側弯がみられることから「側弯症」と診断されたようです。



当院でも脊柱を注意深く見てみると


側弯気味なところはあるものの夜寝られないくらいの


歪みがあるようには見えませんでした。



皮膚温を測るサーモメーターで頸椎~腰椎までを計測


胸椎の3番、4番あたりで異常に低い皮膚温を検知


皮膚温が低いということは循環が悪いことを示し


脊柱でその場所があれば脊柱の歪みがあることを表します。



さらに問診を進めると2,3カ月は咳が治まらず


でも風邪のような症状は他にでてない様子


そこで東洋医学的見地からみてみることに。


脈診、舌診、肌の色つや、ご本人の生活環境などから


それ相応の証を立てて治療してみました。


一番気になったのは胸椎3,4番の皮膚温の低さと咳です。


胸椎3,4番は肺兪という呼吸器系に影響を及ぼすツボで


背中の痛みと咳が繋がっているのでは?と感じました。



治療後、翌日から痛み、咳ともに全く治まったようです。


ただ体の歪みは残存しているのでその治療だけは続けたほうが


体にとって最良である旨、伝えました



考え方を変えず脊柱だけにとらわれていては


いつまでも痛みは治まってなかったかもしれません。


いろんな可能性を探り治療に取り組むという姿勢だけは


日々変えず行っていこうと改めて感じました。


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奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴20年を前に未熟さを痛感しブラッシュアップ中です。体の整体治療、食いしばり改善治療、その他顔鍼など様々な症状の施術に日々、奔走しております。

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