寒い時期ならではの肩こり??

早くも2月になり本日は節分です。治療院近くの厄除け寺では護摩行が行われる節分祭が始まりました。この節分が過ぎると立春となり季節は春へと向かっていくのですが毎年ながらこの時期が一番冷え込みます!コロナ感染者も増加していますのでしっかり保温し体調管理に努めてください!

寒い時期はどうして硬くなるのか?

寒い日ですとどうしても首をすくめて背中を丸めてしまいます。短時間ならまだしも1時間程度この状態が続くと、背中や肩、首の痛みを感じるようになります。例えばこの状態で1週間毎日繰り返すとどうでしょう・・だいたい想像はつくと思います。仮にこの状態が1か月繰り返されたら、通常の肩こりのような症状は通り越して頭痛や全身倦怠感、呼吸の苦しさ、不眠、食欲不振など不定愁訴が表れてくることがあります。ここから体の治療を始めようと思うと症状の改善には時間を要します。早めに自分の体の異変に気付き治療を始めることが肝心です。

寒い時期の肩こり症状とは?

冬場の肩こりで特徴があるのが多くの方が「首こり」であるということです。やはり寒さから首をすくめがちな傾向があるのだと思います。首こりの場合、鎖骨周囲や首の前の部分、顎関節周囲などに著しいこりがみられ、頭痛を伴うことが多いようです。またこの症状が慢性化すると腕や手までパンパンに張ってくることもあります。やはり早めに治療を始めることが大事ですね。

鍼灸治療

鍼灸での治療は背部や肩の固まった部分はもちろんですが鎖骨周囲のいわゆる「デコルテ」と呼ばれる部分をしっかり緩めることで首こりの解消、姿勢の改善、頭痛の改善などが期待できます。その部分に鍼をすることに対して多少の恐怖感があるかもしれませんが刺す深さは2,3mm程度とごく浅く刺さっている感覚もあまり感じません。それでも・・と思われる方はまた違った手法で行いますのでご相談ください。

予防と対策

冬のシーズンは2月が一番寒さを感じます。保温することはとても大切ですがくれぐれも着過ぎないよう注意しましょう。またダラダラと汗を流して運動することは体調を崩す原因となります(普段からかなり動かしておられる方は別です)。家の中でできるラジオ体操などの少し息が弾む程度の運動をすることで全身の血流を良くしてくれますので少しづつ行ってみましょう!

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴20年を前に未熟さを痛感しブラッシュアップ中です。体の整体治療、食いしばり改善治療、その他顔鍼など様々な症状の施術に日々、奔走しております。

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