今日から立春となり暦の上では春となります。体もそれとともに少しづつ変化していきます。これから五臓の「肝」がよく働く季節。春の花粉症などアレルギー症状はこの頃から少しづつ表れてきます。毎年悩まされる方は早めの予防をしておく方が少しでも軽減されるのでは?と考えています。実際、自分もアトピー性皮膚炎、春の花粉症がきつく悩まされるので2月入ってから抗ヒスタミン剤と漢方薬の黄連解毒湯を飲みだしました・・・
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漢方薬がコロナに効くのか?
コロナに感染し自宅療養されている方が漢方薬で乗り切ったという記事がありました。
誤解のないようにしていただきたいのですが漢方薬がコロナウィルスを消滅させた訳ではありません。漢方薬によって自然治癒力を強化させ自分自身の体がウィルスに打ち勝ったということです。ただ文中にもでてくる「板藍根」という生薬は中国では抗ウィルス薬として知られているようですが効果は不明です。
早くから中国では東洋医学でコロナに対して治療
去年、コロナの流行が始まった頃から中国では東洋医学の専門病院を作り、漢方や鍼灸を中心に治療にあたっていたようです。得体のしれないウィルスに対してはなかなか抗ウィルス薬もできず、やみくもに投薬することでかえって悪化することもあります。東洋医学は対ウィルスではなく自分自身の体を強くする自己免疫力の強化に効果が発揮されます。
漢方医に要相談
西洋医学の薬のように症状だけで薬を決めることができないのが漢方薬です。効かない訳ではありませんが体質や症状によって+αを加えることでさらに効果があがります。服用の前にはご相談されることをお勧めします。
「未病治」が根本的な考え方
東洋医学の特に鍼灸は「病になる前に治す」=「未病治」が根本的な考え方です。症状が出る前に体のサインを感じ体を整えることが大切です。そういう意味でも1か月に1度でも体の調整をすることで従来の免疫力を保ちつつ健康体を維持できると考えています。冒頭でも書きましたが春の花粉症なども立春を過ぎるこの頃から対処することで軽減はできるはずです。ぜひ早めにご相談ください。