学校の再開にむけての注意点

テレビのニュース、新聞、SNSなどで最近頻繁に言われているのが「コロナうつ」という言葉です。これは様々な年代で様々な症状を引き起こしています。例えば10代の学生の方であると長い休校期間中の生活リズムを変えられないことにより、「学校に行きたくない」と思ったりするようです。休校中は課題などは出されるものの時間の制約がなく、ついつい後回しにし好きなことを優先してしまいがちです。「好きなこと」=「楽しい」 「楽しい」=「リラックスしている状態」となりますが、学校など緊張感をもって臨むような場がないと常に「リラックスしている状態」となり「断続的な副交感神経優位」の状態になります。

この状態が長期間続くと「緊張感をもつ」=「交感神経優位」の状態になかなか切り替わらず何に対してもやる気がおきなくなります。いわゆる「ひきこもり」に近い状態です。

学校の対応もそのあたりは気を付けてケアしているように感じます。登校してまず外でラジオ体操やなわとびをするというのはそのケアの一環だと思われます。

こういった状態を脱するには何よりもまず「日に当たる」ということです。

昼過ぎまで寝ているのではなくなるべく午前中には起床し、少しでも体を動かす!

これが大事!!

午前中に起きて日に当たり、体を少しでも動かすことで「体内時計」を正常に戻します。またできるなら散歩などして末端までしっかり血液を巡らすようにしましょう!

いろいろ対策はありますがまず、「日に当たる」「体を動かす」この2点です!

学生の方は大部分の方は制約がなければ際限なく好きなことをし続けます。ある程度のところでご両親が制限をしてあげることも必要でしょう。それでも言うことを聞かないというケースも多々ありますが・・・

少しづつ元の状態に戻すためにいろんな方面からのサポートが必要だと感じます。

奥村 和弘

奥村 和弘

鍼灸師。体育大学出身。フィットネストレーナーとして10年勤務。さらに探求を深めるべく東洋医学を学び鍼灸師に転身。治療歴20年を前に未熟さを痛感しブラッシュアップ中です。体の整体治療、食いしばり改善治療、その他顔鍼など様々な症状の施術に日々、奔走しております。

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