医療などが発達しても肩こりや腰痛というのはなかなかなくなりません。というか肩こりや腰痛をゼロにするのは不可能で、どううまくその痛みと付き合っていくか、という事を考える必要があります。
特に肩こり、頭痛、めまい、耳鳴りというのはこの頃多く、発生原因も似ています。ほとんどの場合、
肩こり悪化 → 頭痛 → 放置により悪化 → 耳鳴り発生 → めまいも併発
というパターンが多いのではないでしょうか。
治療している中で共通しているのが「顎関節周囲の張り」です。
まず背中側から見ると
頭痛、肩こりの方の多くは当然ながら首や肩に強いこり感を感じておられ
図の星印あたりを施術のポイントとしています。
また頭部と首の境目あたりは頭痛発生の重要なポイントとなります。
他にも首から肩にかけてのポイントは手のしびれやだるさに大きく関係するところで
手のしびれ、だるさ、力が入らないなどの症状の方は特にポイントとなります。ただし頸椎に問題がないことが前提となります。
次に側面からみてみましょう。
肩こり、頭痛などの症状の方には側臥位での治療は必ず行います。なぜなら肩の可動域を広げる上でもやりやすいですし、何より側面の治療ポイントが肩こり、頭痛にとって一番肝になるからです。
特に顎周囲から耳、側頭部にかけては食いしばり癖のある方などはよく凝るポイントでもあり耳鳴りやめまいの原因にもなるポイントです。
このあたりのポイントは鍼で行うことが多く切皮と呼ばれる軽く刺激する手技を無数に行います。
顎周囲から側頭部にかけてのポイントが肩こり、頭痛などの一番重要なポイントとなると考えています。
ここで挙げたポイントはあくまで筋肉にアプローチする上でのポイントです。頭痛や耳鳴り、めまいはそのポイント以外にメンタルの影響も強く受けるので脈診による経絡治療を合わせて行う方がより効果的だと思います。
様々な体からの信号を放置せず早めに対処し免疫力を維持することでコロナ感染の予防ともなります。何か感じておられるのであればお早目にご相談ください!